にょきにょき物語。

春と言えば…。たけのこ。美味しいですよね。香りや食感がたまりません。とは言っても、いつもの今日のお昼ごはんではありません。今日は、天気も良かったのでたけのこを掘ってきて、下茹でまでしたお話です。

今日。目の前にたけのこがやって来ました。”うちの山にもあるで””採ってきたらええわ”とか”もうこんな時期なんやな”と嬉しそうに話をするみなさん。”食べると美味しいで”の一言もありましたが、食べる前にすることがあります。食べる前にすることとは…。

ある日、おじいさんと、町娘が山へ行ったとさ。『どこじゃ。どこにあるんじゃ』と迷う町娘をよそに、おじいさんは足元に光るたけのこを見つけ、さっそく二人で掘り出したと。
二人はさっそく村に持ち帰り、みんなでたけのこの皮をむいたんだと。さぞかし村の人々は喜び舞い踊ったとさ。
町娘とおじいさんが、苦労して持ち帰ったたけのこ。村人たちは、大きなたけのこにびっくりしつつ”もうこれはたけのこじゃない。竹やわ”と、ひとこと。調理するのをあきらめたとさ。
ひたすらみんなで皮をむいていったっと。
みるみるうちに、むいた皮は増え、みるみるうちに、たけのこは小さくなったとさ。
どこまでむいたらいいの?と悩みつつ、みるみるうちに、小さくなっていったとさ。
3人ならんで楽しく調理をしたんだとさ。
たけのこのイボイボは取るのがいいのよ。とおばあさんのアドバイスがあったとさ。
お湯が沸くのを待ちつつ、たけのこを眺めて過ごしたと。
さいごは、ぬかを入れ湯がいて一晩眠りについたとさ。

というように、入所者の皆さんと、管理栄養士で美味しく食べるための準備をしました。日頃は、気軽に料理でたけのこを食べていますが、こんなに大変なんだと改めて思いました。でも、入所者の皆さんは楽しそうに話も弾みつつ作業をされていたのが印象的で、いろんな意味で職員も良い経験を楽しくすることが出来ました。また、たけのこが採れそうなら再びチャレンジですね。

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